2015年06月30日

後発品80%目標

6月22日に、経済財政諮問会議と産業競争力会議で「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)と新たな成長戦略の素案が提示されました。骨太方針では、後発医薬品(ジェネリック)の数量シェア80%の目標達成について、「2018〜20年度末までの間のなるべく早い時期」と幅を持たせた上で、「17年央に70%以上」とする中間目標を新設しています。その時点の進捗状況を踏まえて具体的な達成時期を決定するよう求められています。また、薬局の果たしている役割や収益状況を踏まえて、調剤報酬上の評価や適正化を行う方針が示されました。

骨太の方針では、後発品の新たな目標実現に向けて、後発品の薬価算定ルールの見直しの検討をはじめ、長期収載品の保険制度による評価のあり方、保険制度における後発品使用の原則化なども検討するとしています。

後発薬に抵抗感を持つ患者も少なくないので、計画に基づいた今後の施策と動向に注目しています。

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2015年06月23日

MERS 続報

6月16日WHO(世界保健機関)において、今回の中東呼吸器症候群(MERS) の流行が国際的な公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)に該当するかどうか、専門家による緊急委員会で検討されました。6月13日のWHO 韓国合同調査結果を踏まえて、「現時点ではPHEIC には該当しない」との見解を含むステートメントを発表しています。

委員会は、6月9〜13日まで派遣された疫学調査、ウイルス研究、感染管理等の16名の専門家によるWHO 韓国合同調査団の調査・分析の結果を支持し、MERS 流行の現状が、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」としての条件を満たしていないことを改めて結論づけ、「いかなる渡航・貿易に対する制限も勧告せず、現時点で入国時のスクリーニング実施は不要」との見解を示しました。

また、MERS 発生国への渡航者及びこれらの国からの入国・帰国者に対し、MERS 及びその兆候について注意喚起を行うことは公衆衛生上の観点から好ましいとしています。

主に隣国韓国での疾患ではありますが、日本との人の行き来が多いので、症状に十分注意したいと思います。

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2015年06月16日

保健医療2035

6月9日に厚生労働省の「保健医療2035」策定懇談会は提言書をまとめ、塩崎恭久厚労相に提出しました。団塊ジュニア世代が65歳に差しかかる20年後の社会に対応するため、質の改善や患者の価値中心の保健医療へパラダイムシフトが必要と指摘。保険料や税金1円当たりの効果を高め、35年までに“より良い医療をより安く”という価値観へ転換する行動計画を示しています。

提言書では、少子高齢化の急速な進展、疾病構造の大幅な変化、技術革新を含めた医療ニーズの変化等に対し、「現在の医療制度や提供体制が十分に対応しているとは言い難い」と問題意識を示し、これまでの保健医療制度は、診療報酬改定による価格面からのコントロールに偏っており、制度疲労を起こしていると指摘しています。2035年に向け、保健医療のあり方を質の改善、患者の価値中心、当事者による規律、ケア中心へと根本的にパラダイムを転換すべきと提言しています。

医療大国日本の“より良い医療をより安く”の転換計画に期待しています。

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