2015年05月26日

性格の組み合わせと血糖管理

5月21〜24日に下関で開催された第58回日本糖尿病学会で、糖尿病治療に欠かせない食事・運動療法の成功に、医師と患者の性格の組み合わせが影響しているという演題が発表されました。

今回の発表では、医師と患者をユングのタイプ論を参考にして、コントローラー(支配)型、プロモーター(促進)型、アナライザー(分析)型、サポーター(支援)型の4つのタイプに分類して調査した結果によります。

主治医がサポーター型で患者がアナライザー型だった場合と、主治医と患者両者がサポーター型だった場合に有意に改善しました。サポーター型の患者に対する効果的なコミュニケーション法は、相手のペースを尊重して意見を聞き、患者にゆっくりとリラックスしてもらい、答える時間を与えることとされた結果が示されており、サポート型の医師の強みである、温和で根気強く、自然な聞き手となれる特徴が発揮できた結果と考察されています。

糖尿病治療に欠かせない食事・運動療法の成功には、患者のモチベーションが大きく関わっていますので、医師と患者の性格の組み合わせに関する研究がされたことはたいへん興味深いと感じました。

【ヒューマンサイエンス 医療翻訳・医薬翻訳サービ ス】


医学 ブログランキングへ

にほんブログ村 病気ブログ 医学へ

にほんブログ村
posted by ヒューマンサイエンス at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年05月19日

長寿世界一日本

5月13日に世界保健機関(WHO)は、2015年版の「世界保健統計」を発表し、2013年の男女合わせた日本の平均寿命は84歳で、前年に続き首位を維持しました。男女別では、日本の女性の平均寿命が87歳と首位だったが、男性は80歳で、サンマリノ(83歳)やシンガポール(81歳)などを下回っています。

世界の平均寿命は71歳で、女性は73歳、男性は68歳でした。1990年に比べ、男女ともに6歳伸びています。

日本の長寿は、国民皆保険制度の存在や高齢者に対する医療制度の充実によるものと考えられます。健康上の問題がない状態で日常生活を送れる“健康寿命”を延ばして、高齢になっても健康で長生きができるような施策に期待しています。

【ヒューマンサイエンス 医療翻訳・医薬翻訳サービ ス】


医学 ブログランキングへ

にほんブログ村 病気ブログ 医学へ
にほんブログ村
posted by ヒューマンサイエンス at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年05月12日

自宅でできる検査薬の開発

大腸がんの検査はこれまで医療機関を通じて実施されていましたが、厚生労働省は2015年度中に医療用検査薬の販売規制を緩和する方針を打ち出しており、2016年度上半期(4〜9月)をめどに大手検査薬メーカーの検査薬が薬局やドラッグストアなどで市販され、自宅で手軽にできるようになるとのことです。

現在、医療用検査薬は尿糖、尿たんぱく、妊娠の3つに限り小売店などでの販売が認められています。医療費抑制につなげる狙いもあり、厚労省は検査方法などメーカーが守るべき指針を年内に示し、対象を広げる予定です。

このたび、大手検査薬メーカーは便に混じる血液成分から大腸がんの疑いを判断する簡易検査キットの開発を進めています。自分の便を試薬に溶かし特殊なプレートに垂らすと疑いがあればプレート上に線が表示される仕組みで、価格は1,000円程度の見込みです。最終的な診断は医療機関がすることになります。

現在は医療機関で検査キットを受け取り、便を採取、郵送するという手法が取られていますが、このたびの大腸がん検査薬の方法だと、手間がかからず、病気の早期発見につながることが期待できます。他の大手検査薬メーカーも参入を検討しているとのこと。

厚労省は大腸がんのほか、排卵日や尿路感染症などの検査薬も追加する見通しです。日本臨床検査薬協会によりますと、市販検査薬の国内市場は年間20億円に満たない状況ですので、検査薬各社は市販を増やしたい考えで、規制緩和にあわせて市場が広がることが予想されます。

自宅で手軽にできる検査薬の普及により、病気の早期発見、早期治療が進むことを期待しています。

【ヒューマンサイエンス 医療翻訳・医薬翻訳サービ ス】


医学 ブログランキングへ

にほんブログ村 病気ブログ 医学へ
にほんブログ村
posted by ヒューマンサイエンス at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記