2015年04月28日

アトピー性皮膚炎と黄色ブドウ球菌対策

4月21日付米科学誌イミュニティ電子版で、アトピー性皮膚炎とよく似た症状を示すマウスを遺伝子操作で生み出したところ、皮膚に生息するさまざまな細菌群の中で黄色ブドウ球菌が異常に増えて発症に至ったという、慶応大と米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが発表しました。

アトピー性皮膚炎の患者では、症状がひどくなると皮膚の細菌群の半分以上が黄色ブドウ球菌で占められる例が知られています。今回のマウス実験の結果から、皮膚の細菌群を正常化することが新治療法になる可能性が示されました。ただ、細菌を退治する抗生物質を使うと、腸内の細菌群に悪影響が及ぶとみられ、工夫が必要になるということです。

身近にアトピー性皮膚炎に悩まされている家族がいるので、このたびの研究結果に基づく治療法および治療薬の開発に期待しています。

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2015年04月21日

医薬品合成における化学反応

4月16日付けの英科学誌ネイチャーで、複雑な化学反応を自動的に連続で起こし、医薬品を原料から直接合成する新たな製造法を東京大の研究チームが開発したと発表されました。

化学反応のたびに生成物を取り出して次の反応を繰り返す現在の合成法に比べ、高効率で廃棄物も少なく、医薬品の製造コストを大幅に下げられるといいます。

現在の医薬品や農薬は、原料をフラスコや釜に一度に入れて反応させる方法を繰り返して合成します。この方法では、反応過程で生じる物質の抽出や、不純物の除去に時間と労力がかかり、多くの廃棄物も出る課題がありました。

このたびの研究で、化学反応を進める4種類の触媒を入れた管に市販の原料を順番に通す装置を開発し、8段階の反応を連続で進行させ、抗炎症薬の有効成分を合成することに成功したというものです。連続合成は複雑な医薬品では難しいとされていましたが、新たに開発したカルシウム触媒や不要な物質の生成を抑える仕組みで実現させることができました。従来法と比べ触媒の反応効率は100倍以上で、合成に必要な時間は約10分の1に短縮できる想定です。

机の上にのるほど小型の設備で効率よく複雑な化合物を生産でき、生産コストを大幅に引き下げられることも報告されています。医薬品のこの新たな製造法により、安価な医薬品が供給されることを期待しています。

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2015年04月14日

市販薬の副作用

4月8日消費者庁は、2013年度までの5年間に、市販薬の服用で起きた副作用の報告が1,225症例に上ったと発表しました。うち15症例は死亡例で、後遺症が残ったケースも15症例報告されています。

医薬品医療機器法(旧薬事法)は製薬会社に対し、副作用の症例を厚生労働省に報告するよう義務付けていおり、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構は今回、そうした報告内容を分析し、消費者庁に提供したことによります。

副作用の報告が最も多かったのは総合感冒薬(風邪薬)で400症例、解熱鎮痛消炎剤が279症例と続いており、症状としては、目の充血や唇の粘膜のただれ、息切れなどのほか、肝障害や腎障害、間質性肺炎などで重症化したケースもありました。死亡例の内訳は風邪薬が8症例、解熱鎮痛消炎剤が3症例、せき止めが2症例などだが、副作用との因果関係が不明確な症例も含まれているといいます。

消費者庁は「比較的安全と思われている市販薬でも副作用はある」と指摘しています。市販薬を購入する際には、アレルギーや持病の有無、服用している薬を薬剤師に伝えることや、異常を感じたら服用をやめ、すぐに医師や薬剤師に相談することなどを呼び掛けています。

このたびのニュースで、医師が処方する処方薬ではない市販薬の服用で重篤な副作用があることを痛感しました。自身の安易な判断による市販薬の服用に気を付けたいと思いました。

の副作用について消費者に適切な情報提供を行うよう求める文書を出した。
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